星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
そしていよいよ修学旅行です。


「で、なんで隣が神楽?」


バス座席。私の隣は、秋か美穂だと思っていた。


「俺じゃいや?」


「秋か美穂がいい。」


「お前さー。」


「うそうそ冗談。」


そう言うと嬉しそうに笑ってお菓子を食べ始めた。


私は、その神楽の方に持たれて寝る。


「星。眠いのか?」


なんか神楽だと安心するし眠くなる。


「そうやってスリスリされると俺がもたないんだけどどうしてくれんの?」


「もたないって?トイレ行きたいの?」


「バカ。まぁいいや。寝とけ」


そう言われたので気にせず寝まーす。

まぁでも寝てればつくのも早く感じるよね。



そしてつきました!


in大阪!!



やばい。美味しいもの沢山ありそう!!



「いぇーいい!!!楽しい!!」


美穂がはしゃいでる。


まぁそうだよね。


大阪には、少ししかいられないし。




なので美味しいものを買ってバスに乗って



京都に行きます!


「星!見てよ!着物着ようよ!」


美穂さん分かったから腕を引っ張んないでよ。



「みほ!星が困ってる!!」


「美穂。離して痛い。」


そう言うと渋々離してくれてみんなで着物を着ることに。



着物を着て外に出ると案の定女の子の塊。


ハイハイ。もう分かってる神楽達ですよねー。



でも私も驚いた。


だってカッコよすぎる。


あれは、さすがの私でも妬く。だって髪型も変えてるし。


「神楽!!!ヘラヘラベタベタしてないで行くよ!置いてくよ!」



「「ちょっ星!!!」


そりゃ秋も美穂もびっくりするよね。だって啓と春は、もうこっちに来てるのに神楽だけ…

そりゃ妬くよ!

私もこんなに大声出さないしね。
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