星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
はぁー溜息をつきながら体育館に。



バスケをやっている。


「星!秋!見てみて!啓がシュートした!」


見ればわかるよ。


「ねぇ秋、美穂をどうにかし…」



「キャーー春すごい上手いよ!」


こっちもか。



コートをみる。神楽と春と啓のパスワークが息があいすぎでてすごい。



体は、大丈夫なんだろうか。


そんなこと考えさせないぐらい上手い。


体育の時もバスケすごい上手だったし。


そう考えているうちに神楽が決めた。


すごいキレイ。


あっでも!今神楽に当たった人絶対わざと!



「星!あれわざとだよね!神楽大丈夫かな?」


秋が心配してる。


なかなか立ち上がらない。お腹に肘が入っていた。


たぶん怪我しているとこに。


はぁ。恥ずかしいけどやるしかない。


「神楽!!!んなネガティブみたいに虫みたいに丸まってないで立てこぉら!負けたらもうご飯作ってやんねーぞ!!」


たいいくさいのときどうよう。
これ以外と効くらしいんだよね。


「ちょっ星何言ってんの!!」


「みほの言う通り!びっくりしたよ。珍しい」


もうすぐ私は、テニスに行かないといけない。


神楽の試合を見れるのは、あと少し。


相手は、同じ3年。


「星!!!絶対勝つから勝ったらめっちゃ美味しい飯作れよな!」


そうこなくちゃ。よし。私も頑張ろう。



最初は、球技大会なんてめんどかったけど、
ここまできら勝たなきゃね。


気合を入れて!よし。


「さぁこーーーい。」


中学を思い出す。


やばいサーブ強烈。

凄いな。

なんとか打ち返すけど強いよ。


はぁ。



まず1セット取った。


「星ーー!啓達勝ったよー!!」


美穂声でかい。


「勝ったんだ。応援きてくれたの?」


「そう。俺が勝ったんだ。飯ちゃんと作れよ?」


頑張ってる私に飯ですかい。


まぁいいや。


それから1セット取られて私は、ファイナルセット。



「さぁ!こーい。」


いつも。テニスをやってた。


部活内でいじめられても。



何を言われても。


耐えられなくなって辞めたけど。大好きなスポーツだ。だから絶対勝ってテニスという思い出をいい思い出に変えるんだ。



やばい2点取られた。


一気4点とらなきゃ。


まず2点取る。



それからアドバンテージになったり点の取り合いっ子。



でもこの1点で後1点。



きた!ストレートがら空き!私の得意なストレートは、体を入れて全身でラケットをふる。



ラインスレスレの角を狙って。


腰を落とし肩を入れボールの向こうに見えるラインを見てこの瞬間この時ラケットをふる。



絶好の瞬間。

ここで決める。


勝った。
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