星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
女子がむらがっている。



なんと違う大学の啓までもがいる。



「あの!お名前なんて言うんですか?」


「甥っ子かな?可愛いですね!」



そんな中一人の女の子がものを落とした。


落としたものを拾ったら歩き回ってる星斗にぶつかった。


いや星斗がものを投げた。


あれは、完全に星斗が悪い。


はぁやんちゃな子は…



「ちょっと!あなた!大事な甥っ子さんになにしてんの!どけよ!」



いやいや完全に星斗が悪いのになんで?笑笑



あそこで星斗を庇ってしまえば間違ったことを覚えてしまう。


はぁ行くしかないか。



「星斗!ものを投げたらダメって言ってるでしょ!神楽もなんか言ってよ!写真なんか撮ってないで!」



そう言うと



「ちょっと!甥っ子さんに何怒ってんの?部外者が口出さないでよ!」


あんたが1番部外者でしょうが!



「神楽さんって言うんですね?仲良くしていただけると嬉しいです!」



はぁとりあえずものを投げて当たってしまった子に謝る。



「うちの子がすみませんでした。」


そう言うと周りにいた男子と女子まぁいつ間にか男子もいたんだけど…


びっくりしたように静かになる。


ん?なんかした?



「うちの子?」


「俺ら結婚してるしこいつ俺らの子供勝手に勘違いすんな。そして星と星斗まじ可愛いな。見てみろよこの写真!お前と星斗が見つめあってるのちょー可愛くね?」


写真とってると思ったらそんな写真。



「星ー!啓ー!お待たせー!」


そこでみほが合流して啓とハグしてるのを見てまたもやみんなでビックリ。



私達は、もう当たり前だけど。


いっつもくっついてイチャイチャしてるし。


大学は、これが1番大変だった。



それが今になってみれば



「神楽動物園って…いいけどそんなにもの買わないでよ?甘やかさないで」


「わかってるって」



はぁ。ほんとにわかってんのかね。でも私は、本当に幸せだ。



笑い合える家庭。すごく幸せ。


動物園では神楽がベビーカーを押して腕を絡める。


これがいつものスタイル。



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