星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「見て星斗ライオンだよ?」



キラキラとしている目は、ずっと見ていて飽きないし可愛いし癒される。



「星。そろそろ行くぞ」



ライオンを最後に見て神楽が行きたいという場所。



それは、プロポーズされた場所だった。



「ここって」


「俺らの思い出の場所。星斗、星輝。いいか?どんなに辛いこととか苦しいことがあっても絶対に負けるな!ほら星が綺麗だろ?お前らもあの星のように苦しくて辛くて絶望でもくらいからこそ輝け!」



神楽の言葉に涙が溢れる。


「星。泣くな。ほら綺麗だろ?いつかアイツらに俺らのこと話そうな。それにあいつらは、絶対強くなるよ。」



そう言って綺麗な星空の下私達はキスを交わした。




「ママとパパチュー!」


そんな声が聞こえてきて。



下を見ると、手を繋いで私たちを見る愛らしい息子が。


「お前らチューなんて言葉どこで覚えたんだー?」




しょっちゅうあんたが口に出してしてくるからでしょ。


そう言う文句は、辞めておこう。



「俺と星は、愛し合ってるからチューするんだよ!お前らにもいつかきっとそういう人が見つかるからな頑張れよ!」


「ちょっと気が早いんじゃありません?」





そう言って家族4人で笑いあった。




きっと私達は、くらい闇でたくさんの涙を流した。



だからこそ星の光の雨が降り、くらいからこそ光を見つけられたんだ。


だから私達はその光を忘れることなく生きていく。
星の雨がたくさん降って私たちを照らすんだ。
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