星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
なやかんやで作るものも決まって
4時間目家庭科室。


「おいどうすんだよ!神楽が機嫌悪いぞ」

啓くんがこそっと言って来た。


理由は、わからないけど…。とにかく始めよう。

準備OK。よし始めよう。



「星これどうするの?」

「きゃーー!美穂それは、切っちゃダメ!
秋!美穂見てあげて!」



ふぅー美穂は、大の料理音痴だ。
秋に任せたとして。男子は、………。


「何やってんの?神楽。」


神楽は、包丁を振り下ろそうとしていた。しまいには、油をひかないで肉を焼こうとしている。



女子と男子で合わせて2つのおかずを作ろうとしている。


「これは、こう。まっすぐ引いて…
肉は、油を引いて…野菜は、順番に。
味付けは、1番最後!」


やばい。ほんとにやばい。これは、私1人でやったほうが早いな。

「男子は、もういいから秋の方手伝ってあげて。啓くんは、できるみたいだから。」


啓くんは、割と器用らしい。


「俺は、星を手伝う。」

え?なんで?秋は、料理できる方だから大丈夫だけど。神楽は、じっとしていたほうが…





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