星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「わりぃ遅くなった。」


神楽だ。遅くなったって随分早いと思うけど…


「「パパ!!」」


子供たちがかけよる。



「うっそ!!めっちゃイケメン!!なんの仕事してる人?」



「えーっと…」



「初めまして。美夜輝グレープ社長の美夜輝 神楽と言います。妻がお世話になってます。」



ふふ。妻だって。嬉しい


「社長!!!すげぇ。てかすんげーイケメンじゃん。さっき見た彼氏との写真よりこっちのが迫力やべーすげぇ」



興奮してる…



「じゃあ俺ら先にホテル行ってるからなんかあったら連絡して」



「うん。ありがとう」


そう言ってぎゅっとしてから別れた。



「星すごいね!社長夫人!すごいどう?お金持ちの家とか執事とかにお帰りなさいませとか?シェフが作るご飯とか?」



「お金持ちって…お金は、生活する分だけ。私達は、寄付したりしてるし。執事もいない。シェフが作る料理なんて食べないし。家は、大きいかもだけどそんなに言うほどお金持ちの生活してない。」




「うゎあ。すげぇよ。寄付とかしてるんだ。」



「少しでも誰かのためにって思ってるから。」


そう言うと悔しそうにいじめっ子が帰って行った。



それから二次会。



「星?大丈夫?顔真っ赤。お酒弱い?」


「平気平気!こんにゃのららしにとっちゃらへっちゃらにゃのー!」



「ごめん。何言ってるかわからない。とりあえず旦那さんに電話しよ?」


「へへー」


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