星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「星いいよね?」


うっっ。そんな可愛い目で見ないでよ!

「わかった////」

なんか手伝うって何してもらえばいいんだろう。



「じゃあ野菜切って」


野菜なら簡単だし。大丈夫だよね?

「わかった」

ぶすくれてるなー。朝から機嫌悪いけどどうしたんだろうか。


ってやばい神楽包丁の使い方をわかってない!!

「神楽!!!違うよ!」


セーフ神楽は、背が高いのでどうしたものか。この巨人!!!教えるにも言葉じゃ無理だな。


「何が違うわけ?」

「包丁の使い方。」

よし!少し恥ずかしいけどやってみよう。これもキャンプのためだ!

私が神楽の前に立ち。私を台所と挟んだ形になる。神楽は腕も長いので私の後ろから
包丁を掴んでもらいそれを上から私が掴む。





「これでここからこういう風に使って。」



教えてると意外と飲み込みは、早いらしく、
さらっとこなしてしまった。


「もう大丈夫ダネ」


すると肩に重いものがのかってきた。
え?神楽の頭?


髪がくすぐったい。

「どうし…」

「告白断ってんの?誰かと付き合ったりしてんの?好きな人とかいんの?」


いきなり何聞いてきてんだよ!なんでそんなこと聞くんだろう?


「なんで?」



「星は、可愛いし、いるのかなーって。
俺と買いもん行ってた時ナンパされてて
マジで腹が立った。俺結構星のこと大事だよ?」

え?何それ。友達としてっていうのは、わかるけど。恥ずい。それに間違えて取っちゃうよ。



まるでヤキモチ焼いてるみたいに聞こえるよ!



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