星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
これからどうなるのか。怖い。どっからでも見られてる気がして。私は、正しいことをしてるんだろうか。


もうやだな。何もかもが嫌だ。


「やめたいな。」死にたいと思ったのは、中学校以来だな。
そんなことを考えてるせいで…

パリン。


考えてるのが間違いだった。割ってしまった。結構鋭いな。


「痛っ!いったい。」

破片で人差し指を切ってしまう。
まぁそのうちの治るか。怪我は、よくしていた。このぐらい可愛いもんだ。


それでも痛いものは、痛いんだよね。

そんな惨めな自分に涙が出る。


「星!!大丈夫か?あらえ!」


その場に来たのは、神楽。ささった手を
とって水につけてくれた。


「お前なにしてんの?さっきからぼーっとして。気おつけろよ」


泣きそうだ。言葉から行動から優しさが伝わってくる。でも私は、この優しさをもらってはいけない。


「ごめんもう大丈夫だからみんなのとこ戻って?」


ごめんね。私は、1人にならなきゃ。グッと涙を堪えていたのに…


「今のお前は、危なっかしいだろ。手伝うよ。皿洗いならできるし。」


あーもう優しいな。口調は強いけど神楽は優しいよ。あーダメだ神楽の前では、我慢できないんだよな


張り詰めていた糸が切れてしまう。


「うっゴッごめんうっヒックうー」

「なんで泣くんだよ。ほら大丈夫だから。」


神楽が抱きしめてくれると安心スル。
でも…………だめだ。

甘えたらだめ。



「ごめん。もう平気だから!戻って?私は、1人でやるから!」

少し強い口調にする。突き放さないと


秋と美穂になにかされたら私が余計辛い。
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