星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
私は、美穂や神楽から身をひいた。
なのに…………。

それでもやっぱり嫌がらせは、耐えない。



今日は、旧校舎のほうに呼び出しだ。
いったら殴られる。わかってるけど美穂たちを守らなくてはならない。



「お!やっと来た〜星川さーん」



ニヤニヤとした顔で右から拳がくる。
それをお腹に。血が出るかと思った。でも我慢だ。



それからは、毎日ただ傷つく毎日。


殴られてボロボロの体をただ必死に隠していく。バレれば美穂たちが危ない…


友達は、死んでも守ると決めたんだから意地でも守り抜かなきゃ。






最近は、1人で行動している。もう美穂たちとは、関わりを持たなくなった。


美穂とは、いろいろあって話をしたりするけどそれは、放課後だけ。


みんなから挨拶は、してくれる。でもダメなんだよね。返しちゃいけない。嫌われなきゃいけないから


ほら今日も…

「星…お…はよう。」


無視をしないと…心が締め付けられる。


泣きたい。けど泣いちゃダメだ。



ごめんごめんね美穂。秋もごめん。
そんな悔しそうな顔しないで。2人とも悪くないのに。私がいるせいなのかな…



もっと私が強かったら。情けないな。

毎日自分がいやで嫌で仕方なくなる。




家に帰っても何もしたくない



頭には、死にたいその文字が浮かぶ




でも私が死んでも何の解決にもならない。




やっぱり誰とも関わるべきじゃなかったんだ。
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