星の雨〜闇夜こそ輝く星〜

(星side)




今日は、体がだるい。
まぁいつもだけどあんなにボコボコにされたらね。



教室について席に座る。

美穂と秋が挨拶をするのは、毎度のことだから無視をする。これが日課になってしまった


最低だな…。でも今日は、挨拶してこない。

とうとう嫌われたかな…ってなんでまだ期待してんだろう。


「星。顔色悪い。何かあるなら言ってよ。
私は、星を信じてる。だから言ってよ。
どうして避けるの?」


あーとうとう聞かれちゃった。嫌われるようにしないと。



「避けてないよ?私は、いつもこのぐらいじゃん。でも1人の方が楽だと思ったの」


だいぶ明るく言えたかな。最近の声の調子が出ない。神楽とも話してないし。



「なにそれ!星は、嘘つけないからわかるよ!最近声が合わない!私と声合わないじゃん!なに隠してんのよ!」




「美穂!!!!それ以上言わないで…声が合わないのは、きずいてる。ちゃんとするから。それ以上言うとバレる。」



つい怒鳴ってしまった。美穂傷ついてる。
ごめんごめんね言えない。言っちゃいけない
美穂たちを守らなきゃ。




「私は…ごめん星」



本当にこれであってるのだろうか…




もう正解がなにかわからないよ…。



もうどうすればいいの?いつまで私は、耐えればいいの?




いつになったら笑っていいような日々になるの?



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