星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「ここねー。到着、率直に言うけどさ
なんであんたまだ学校来てんの?」


こういうのも言われ慣れてる。だから動じない。


「すみません。来ないといけないんです。
学校は、来るものなんで。」


「うざ。マジで消えて。」


痛い!


「うぇっう!やめ…てう!うがッ!」



気持ち悪い。もう立てないよ。
お願いだからやめてよ。もう嫌だよ。


「うわ〜泣き出した〜。泣いたら可愛いとか思ってんの?笑笑笑ばかっじゃないの?」



バシャ!バシャ!


え?水?冷たい。

ここは、校舎の裏の使われてない体育倉庫
で、日陰で1日太陽が当たらない。


いくら夏でも寒い。



「うわ!ビッショビショ!これで学校来れないね!てか一人暮らしだから家に帰んなくてもバレないし。一日中ここにいなよ!あはは〜〜」



悔しい!歯向かえばみんなが危ない。
従えば私が壊れる。


いやもう壊れてるな。



「携帯出して?神楽君のたちとグルチャやってるよね?」





「やってません。」



嘘をついてしまった。でも個人情報だ。見せられない。



「嘘ついてんじゃねーよ。じゃあ自分で打って?あなた達のことが嫌いですってもう私に関わるな。もう学校にも来ないからって。は・や・く!打って!」







もう涙が止まらない。助けてよ。頭がフラフラして来た。頭痛ひどい。




しょうがないよね?ごめんなさい。



信じてくれてたのに。もう終わりだ。


私は、グルチャで学校にもう来ないと打った。


既読は速かった。けど見ることはできない。





「キモイんだよ!てかもう死ねば?あんたなんかいらない!じゃあそういう事だから!バイバイー」






携帯を壊されしまいには、倉庫に閉じ込められた。






美穂たちとすれ違ったままなの……に。




「うっ!うっ!ごめんごめんね神楽。みんな。ごめん。ヒックヒィ!ん!」



ただ泣いた。泣くことしか出来なかった
< 55 / 349 >

この作品をシェア

pagetop