星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
惨めだ。



美穂たちとまた笑い合いたいだけなのに。


神楽に会いたいだけなのに。


どうして私は、それが許されないの?
ねぇどうしたらいい?


助けてよ!お願いだからもうやだよ。
こんな感情は、もう言葉にできない。



泣いていてできないんだ。口からも出ない。
愚痴なんて一人で言ったってしょうがない。


でも涙だけが止まらない。


お願い。もう一度チャンスをくれるなら。
謝ることだけさせてください。


「うーーっ!!」



涙が止まらない。



誰か助けて。その時キャンプ終わりからやっているリストカットが目に入った。



中学の頃からの傷もある。


ストレス解消。自分が謝れない代わりに
謝罪で自分を傷付ける。でももう終わりにしよう。





でもホントは、気づいて欲しかったのかも。


助けてって。
リスカを見て誰かにきずいて欲しかった。


もうどうしよう。




この世界は、もとから嫌いだった。
誰かを傷つけないと生きていけない。





そんなはずない。そう私は、思っている。


でもこれが現実。神楽やみんなと笑いたい。


でも…もう無理だ。






星、見たいな。昔から星が好きだった。
悩み事は、星を見て考えていた。






暗い夜でも月に負けずにあんなに綺麗に輝く星がほんとに好きだ。




いつか私もそんな存在になりたかった。
でも無理だよ。






ここを切れば死ねる?神様ごめんなさい。



私は、もう…


そうして途切れた。



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