星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
やばい。さすがにどう隠していけばいいか…


どうしよう。


無言を破ったのは、神楽だった。



「とりあえずこれ着ろ。あと今日は、もう帰るぞ。それと血…隠せ」



そう言って神楽はパーカーを貸してくれた。

バレてしまったものは、しょうがない。
ありがとうを言おうとすると



なぜか顔が赤い。
なんで?風邪?


「顔が赤いけどなんで?風邪ひいてるの?」

どうしたんだ?



「お前なー。男の前でそういうのは、言わない方がいいぞ?下着!透けんてんだよ。
そういうの、他の男の前ですんなよ。」



空いた口が塞がらない。
なんで早くきずかなかったんだろう。



そうだよ!私濡れてんじゃん。



あらためて見てみると……恥ずかしい/////////



下着見られた/////////もう死ねるぐらい恥ずかしいよー//////




「な!見たよね?……ごめん家帰る。/////」



そう言って立った瞬間。
私は、倒れそうになった。

やばい!




「あぶねーお前顔赤いな熱あんの?」


いろいろバレそうで…怖い。


「大丈夫!私は、元気だよ。」



うまく言えた。でも実際体が重い。帰れるかなー…



作り笑いも慣れてきたし。これ以上迷惑かけられない。パーカーは、貸してもらうけど。




すると…

「いい加減その作り笑いやめたら?」



え?作り笑い…神楽にバレてる…?嘘
どうして。







「お前のことだいたいわかる。バカじゃねぇのこんなになるまで溜め込んでさ。」




いつからバレてんだろう。
私演技下手くそ?



「いいか?これからは、俺に言え。頼むから1人で抱えるなよ。」



そう言って神楽は額をくっつけてきた。



神楽の目は、真剣で…申し訳なかった。



私がやっていたことは、正しいのかな?

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