星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「みんな。ちゃんと話すね。」
みんなは、頷いて私の言葉を待っている。
優しいなー。
「まず、中学のことから話そうかな…」
美穂は、私の手を握って頷く。美穂は、中学のことを知っている。
「私ね、中学の頃いじめにあっていて。
最初の標的は、私の友達だったんだけど
私は、みんなに合わせて誰かの悪口言うのが嫌で反論したんだ。
そしたら逆に私も標的になって…
階段で押されたりハブられたり悪口や目線
痛くて苦しくて死にたいって何度も思って
それを抑えて泣いて。暴力とかもあって
ずっとそんな毎日だった。それでね、私は、学校に行けなくなって中学は、不登校。
成績とかも下がって、ダメダメだったの。
誰にも話せなくて。それで何もかも嫌になって死にたくて。でも生きないといけなくて。
それで助けてほしくて気づいて欲しくて
でもダメだった。何をしてもわかってくれない。みんな人が傷つくことを知らない。
それで私は、その標的だった友達をちゃんと支えることが出来なくて傷つけてしまった。」
いじめとか助けくれる人も先生もいなかったし。」