星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「あのさ…中学の頃のこと詳しく聞いてもいいのかな?」


啓がためらいがちに聞いてきた。ざっくりで話しちゃったかな?


「いいよ。中学の頃1年生の頃は、頑張って人に合わせたり嫌われないように必死だった。


でも私は、ズバズバ言っちゃうところがあるから思ってることを言えない否定できないのが辛くて。悪いことは、悪いって言いたかったの。


だから2年になってから自分が自分であるようにしようって。でもそれが逆効果で
いじめに発展。学校に来るなって言われたり
それで不登校。3年になってだいぶ良くなったけど。



2年の頃いじめがあったせいで人間不信になって人が多いところが無理なの。電車乗るのも
吐いちゃったリして
今は、何とかやってるけど一生背負っていかないといけない傷なんだよね…なんか後遺症みたいな。」




全部話し終えた。みんなには、ずっと隠してきた過去。



もっと早く言ってればみんなで笑い会えたのかも。今更後悔しても遅いけど。


「話してくれてありがとう。これからは、私たちと一緒に笑えるように!ね!1人で抱え込まないで」



秋は、必死に私に言ってくれた。美穂は、握った手から伝わってくる。


啓たちも笑ってくれた。





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