星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
そうあの頃は、ほんとに何も移さない目をしていたと思う。




「あいつまた1人?うけるʬʬʬ」



「キモいよ。てかまた保健室?ウザ」




「もう学校来んなよ。」




「教室腐るー」




「ぼっちグループじゃんキモいよ。」





「バカー死ねー消えろー」




こんな言葉が飛び交う。浴びるのは、私達。



それがつらくてつらくて仕方なかった。






リストカットを始めた。友達を守れない無力さと自分の惨めさに。



水をかけられる。先生なんて見ないふり。





辛かった。でもここまでやってこれたのは、


私にも友達がいたから。



「友達?」




「そう。不登校仲間みたいな感じかな?リスカ仲間みたいな。」





だからたぶん今の私があるの。
そうずっと思っていた。


共感覚持っている子や家庭がいろいろある子とかね。



その1人は、私の親友。で幼馴染だ。
私の支え。だから今私が存在する。



そう話した。

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