星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
それから神楽は、何も話してくれず。
「おい。電車平気か?水は?」



さっきまで話さなかったくせに。
目を逸らして話すし。


「持ってるから平気。」



けどつかまるところがない。電車結構混んでるし。どうしよう。



あ!


「あぶねー俺につかまってていいから。あとお前窓側いけ。俺と場所交換。」


そう言って場所変えたけど。なんで?


「なんで?場所変えたの?って背が意外と高い、ムカつく。」


「あのなぁお前は、女だろ?潰されたり痴漢されたら嫌だろ?守られときゃいいの」



なんでさらっと恥ずかしいこと言えるの
私顔真っ赤だ。



やばいきた。吐き気だ。神楽いるから平気と思ったのに。水飲も。



そうすると


美穂が手繋いでくれた。


いつも感じるけどみんなの優しさが伝わってきた。




それでも神楽は、無言。

さっき喋っても目合わないし
あれから喋んないし。

なんか悲しくなってきた。

帰りたい。美穂タチと海は、いいけど
なんかペア出来てるし…



神楽に嫌われた?何も話してくれない。距離だって感じる。


涙出てきそう。



堪えないと…



場所トリをしてみんなで着替えに向かった。
男子は、もう来てるらしく待っててもらうことに。





「私着替えるのやめようかな…」



「「え?!何言ってんの!」」



2人して驚いている。

「だって神楽機嫌悪い。嫌われたのかな…」



「あはは!違うよ!星が可愛すぎなんだって。
神楽照れんだと思うよ!」



それは、ない。私いつもどうりふつうだし!


「とりあえず着替えなって!大丈夫!この秋様が似合うと言ったんだからね!」


秋は、冗談に言った。

私は、頷き素直に水着に着替えることにして外に出て神楽のとこに戻る前に少し食べ物を買うことにした。


「何にする?」



みんなで決めていると声がかかった。


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