星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
次の日になって学校に行くと神楽がいた。


けどなんか忙しそうにしてる。


「おはよう」



「おう。はよ。久しぶりだな。海の時からあってないな。」


「そうだね」



「以外と寂しかった。やっぱりあってないと会いたくなるもんだなー。お前綺麗になった?」


「な!なってないよ!」


「なってるよ。もともとが綺麗だしなお前は」


え?なんで寂しそうな顔するの?


「神楽?どうし…」


「もうすぐ期末だな。頑張ろうな。」



そう言って頭を撫でてきた。子供扱い…
どうしてそんなに悲しい顔で…


神楽??




それから少しして期末まであと1週間。


けど私の頭の中は、神楽のこと。


学校には、来たり来なかったり。
そして傷が増えてる。



「星!星!せーーーいーー!」




「は!はぁい!」



「なにぼーとしてんの?車だからいいけど歩きながらぼーっとしないでね!」



美穂に注意されてしまった。


それでも神楽のことが少し気になる。





明日聞いてみる?それともほっとく?

どっちがいいのかわからない…



あ!でも今は、仕事に集中しないとってできるわけない。





「星。ここの歌詞は、少しリズムが合わないからもう一度考えること。あとは、2人で合わせながら練習に入れ。以上。」






「ハー!終わったー。星!なんか食べて帰ろうよ!」




「うん」



大変だった。




歌詞考えなきゃ!それにやっぱり神楽の顔が頭から離れないんだよね。



あの時の悲しい顔。


「星。神楽のことは、聞いてみよう。啓とかも少しだったら教えてくれるかもだし。」





「そうだね」


やっぱり美穂もきずいてる。
そりゃどう見てもおかしいもんね。







それからレストランで夜ご飯をすませ
それぞれ家に帰った。

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