星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
(神楽side)



まさかこんなに早いと思わなかった。



夏休みあいつからと遊んだと。



俺は、1人暮しの部屋に帰った。
もろいアパート。



正確には、母親と2人だけど
母親は、大抵家にいない。


遊びか仕事かわかんないけど
俺は、母親なんて思ってない。


でも学校の登校日の一週間前に家に戻ってきた。



また地獄の日々が始まるんだ。



やっと星と笑い合えるようになってきたのに



たぶんもうほんとんど学校には、いけない。


星に会えないなんて。地獄だ。



とりあえず啓と春に連絡だ。



3コールくらいで2人がでた。



「もしもし今平気か?少し公園で話したいことあんだけどいつもの公園に来てくんね?」


『オーわかった』


子供の頃は、よく公園で遊んでた。
あいつらとずっと。いつからかな。


俺がこんなことになってしまったのは、


考えてもしょうがないな。






公園に行くともう来ていた。何分で来るんだよ。ヒーローかよ。



「よ。」


「オーなんだよ話って。」

「改まってどうしたの?」


「あーあのさぁ俺また学校行けなくなるかも。
ちょくちょく行くようにするし単位取れるよう先生に話すけど。」



ぽかんとするよな。半年ちょっと落ち着いてたもんな。



「また帰ってきたのか?またお前が…」



「神楽?その傷…」


こいつらは、大体のことは、知っている。


「あー今は、何とかやってるけどまた貯めてた貯金持ってかれそうなんだ。
隠してるけどいつバレるかわかんないし。
1日バイトしないとやっていけねぇ。」


「そうか…」



「なんかあったら言えよ!少しだったら俺の金も飯とかも持ってくし。」

「啓も春も平気だよ。中学の頃みたいに売り物みたいになるわけでもないし。ただ伝えておこうと思って。星たちによろしくな。特に星
見といてくれよ?」



「わかった。」

「うん。」


そう話して俺らは、それぞれ帰っていった。




これからどうなるかは、わからない。
星キスマーク消えたかな?笑笑


会いてぇな。夜空は、いつも綺麗だ。
そんな空を見て星を思い浮かべて涙を流した



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