星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
「ごめんね?ここ俺たちにが座るから。」






「そうそう。ごめんな?」








そう言ってきたのは、啓と春。私は、2人にお礼を言った。









問題は、神楽。









女子に囲まれるのは、可哀想だな。








せめて啓とかいたほうがいいし。



私が離れたくない…









だって席が離れたら関わる理由がなくなりそうで。このまま終わってしまいそうだから。









「ちょっと!私が神楽君の隣に座るの!どいてよ!」







「啓くーーん春くーーん。私たちと同じ班になろうよ!」









始まった女子どうしの肉食動物の戦い…








神楽がいつもどってきてもいいように
神楽が嫌だなって思うようなことは、したくない。








「あのさぁ別にクラスで神楽の席を決めるのは、いいけどやっぱり神楽を無視して勝手に決めるのは、よくないと思う。」












私だって神楽と過ごしてきた。








少しぐらい神楽のことはわかってるつもり。
だから神楽がいつ来てもいいような席にしないとならない。













「はぁ?何あんた?今まで神楽君の隣だったんだからたまには、譲りなさいよ。」










「そうじゃなくて。なんでわかんないの?神楽の気持ち無視して席とか決めちゃダメでしょ!普通神楽だったら啓とかの近くにいたほうがいい。」












そう。こないだあった時言われた。
俺は、お前らといられるのが楽しいって。







だからちゃんと戻ってくる場所を作っておきたい。










「だから啓とかと相談して決めなきゃって思えないの?自分勝手すぎるよ!」


まぁ私的な理由もあるけど…

私にしては、柔らかく言えた?
< 91 / 349 >

この作品をシェア

pagetop