星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
なんでわかんないの!





「星。俺たちが言うからいいよ。」








啓と春が来てくれた。










2人が1番苦しいのかも。











神楽のことで1番悩んでるのかも。






どうしたらいいかわかんない。











「あのさ。俺たち神楽と同じ班がいいんだ。神楽から伝言預かってて席替えは、俺たち神楽と同じ班って決まってるの。だからごめんね?」












2人ともそう言って






神楽の席を持ってきた。







その時美穂が口を開いた。




「ねぇ啓。神楽やっぱりどうしたの?私今まで聞いちゃいけないと思ってたけど
やっぱり神楽いないと私たちのピースがひとつかけたかんじで…」















「私も。みんなとは、まだ出会ったばっかだけ
どそれでもすごく大切な人たちになってる。
ピースがかけたら。完成しないよ。」







秋も考えてたんだ。








「ねぇみんな。神楽から内緒にしててって言われたんだけど…こないだ神楽にあったの。」







「マジで!どうだった!怪我してた?春病院の準備は
整ってるんだよな?いつでも平気だよな?」









「うん。父さんに言ってひとつだけ個室開けてるんだ。小さいけど大丈夫だよ。」












個室?どういうこと?









「星。神楽どうだった?」








「うん。痩せてた。怪我してたかな?手に」









あえて聞かなかったけど心配。











そこからまた無言。





やっぱり何かあるんだ。

でも教えてくれずに


今日は、みんな無言のまま学校をあとにした。



< 92 / 349 >

この作品をシェア

pagetop