星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
学校についてただ一日がすぎて。








放課後になった。










私は、家に帰る気にもなれなくて屋上でボートしてた。












でも帰らないといけない時間は、きて。






時間は、止まらない。





当たり前だけど止まってほしいと。できるなら戻ってほしい。








神楽が抱えている荷物をちゃんと…聞いてあげたい




はぁーため息しか出ない。帰ろう。

そう思い屋上を後にする。









神楽…今すぐ伝えたい重い。


神楽のことを考えると胸が張り裂けそうな思い。


好きと。伝えて私が居ると。神楽を救いたい。







その時廊下で目の前を歩いてる人がいた。
え?!神楽?!







え?なんでいるの?




私は、嬉しくなってすかさず声をかけた。





「神楽!!!」




「お前!な!!なんで…いるんだ。」







「何ー!いちゃダメなの?」



嬉しい。ただ嬉しい。


「ちげーよ。ただ帰ってると思ったから。」




「うん。なんか空見たくて。あのさ…神楽?」


話そうとしたら神楽が泣きそうになっている。どうしたのと聞く前に引っ張られ…



「星許してな…これが最後だから最後だけだから。」



何が?


え?



「今は、抱きしめさせて。もう少しこのまま」



そう言ってぎゅっと抱きしめる。
なぜか少し寂しげに感じる。



「星。俺さぁダメなんだ。星に会いたかった。
ずっとずっと会いたかった。でももうダメだからこれ以上一緒にいたら俺が止まんなくなる。」




え?



「神楽?どういうこと?ねぇ!!」








今すぐ消えてしまいそうで。今引き止めないと終わってしまいそうで。これしか出てこなかった。


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