君の上目遣い
ふと周りを見渡してみると同じく下校中の生徒がたくさんいるわけだけど

すっごくこっちを見られてる…

特に女子!!

ごめんなさい!

私みたいな女が星崎くんの隣にいてごめんなさい!

今日お礼をしたらもう関わらないので!!

…そうだ、今日が終われば明日からまた他人

星崎くんは素敵な人だけど私の理想には当てはまらないし

私にはもったいない

「望月先輩」

グイッ

え…?

星崎くんに肩を抱き寄せられたと思ったらすぐ横を自転車が通り過ぎてった

「危ないな…望月先輩はこっち」

そう言って車道側を歩いてた私と入れ替わりで今度は星崎くんが車道側を歩きだした…

何この子…

行動が男前過ぎる…!!

うっかり好きになってしまいそうになる
< 12 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop