ダメ。俺のそばにいて。
「ふうん、まあ俺はシフトがどうであろうが、女の子を接客するか女の子と学園祭を回るかの2択だから、どっちでもいいけど。」
妖艶に微笑む難波くんは、遊び人なこと言っているのに堂々としすぎてもはや爽やかに聞こえてくる。
そのまま、椅子に座っている私達の目線に合うようにしゃがんだ。
「どう?星玲奈ちゃんも一緒に回る?」
「いや、私、難波くんと休憩時間被ってないから。」
「うっわ、まじだ。えっ、茉優ちゃんとも被ってないじゃん!」
「茉優は、あえて星玲奈とシフトも休憩も被るようにしたんだよ〜。」
ふわふわと笑う茉優に、残念そうに口を尖らせる難波くん。
茉優はわかるけど、なんで私まで誘う…?