ダメ。俺のそばにいて。




「ていうか正直、知らない女の人をもてなしてジュース出してとかキツいんだよね。すんごい馴れ馴れしいし。」



私がそう決意したところで、呟いた不満に、確かに…と納得する。




茉優も難波くんも人見知りしないし、基本的に人好きだからそんなに苦じゃないだろうけど…。



久遠くんは、向いてないのかも。ていうか、すごいストレスだったりして…。





明らかに疲れ切った顔に、段々同情してくる。




「お疲れ様…、」



「ありがとう。」




まあ…、違うクラスの私がどうのこうの言うことじゃないし…。




「とりあえず…、食べる?」




机に出しっぱなしだった食べ物を差し出すと、また笑われる。




そ、そんな変なこと言ってる?私。




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