ダメ。俺のそばにいて。




「じゃあ、今日はここまでにしよう!お疲れ様でした〜!」



茉優の掛け声でみんながイキイキとし出す。



こんなに滞りなく余裕で準備が進むなんて本当に快挙だなあ。



それもこれも、茉優がやり手だったり、難波くんがみんなをまとめてくれたり。




本当にどこからどこまで敵わない人達だ。




「茉優、今日買い出し行くんだよね?私も行こうか?」



「ありがとう!でも、そんなに大荷物じゃないから大丈夫だよ〜。坂口くんもいるから。」



「ああ、そっか…。わかった。」




それを言われると、こっちもそれ以上言えなくなる。



だって坂口くんからしたら、私は完全に邪魔者だし…。



無理についていっても、ね…。



じゃあ今日は1人で帰ろうかな。



ここ最近は、茉優と帰ったり、1人だったりする。



真音は基本自転車通学だし。



…今日はうちのクラスだけ早く上がってるから、多分久遠くんにも会えないだろうな。




< 83 / 175 >

この作品をシェア

pagetop