ダメ。俺のそばにいて。
「じゃあ、今日はここまでにしよう!お疲れ様でした〜!」
茉優の掛け声でみんながイキイキとし出す。
こんなに滞りなく余裕で準備が進むなんて本当に快挙だなあ。
それもこれも、茉優がやり手だったり、難波くんがみんなをまとめてくれたり。
本当にどこからどこまで敵わない人達だ。
「茉優、今日買い出し行くんだよね?私も行こうか?」
「ありがとう!でも、そんなに大荷物じゃないから大丈夫だよ〜。坂口くんもいるから。」
「ああ、そっか…。わかった。」
それを言われると、こっちもそれ以上言えなくなる。
だって坂口くんからしたら、私は完全に邪魔者だし…。
無理についていっても、ね…。
じゃあ今日は1人で帰ろうかな。
ここ最近は、茉優と帰ったり、1人だったりする。
真音は基本自転車通学だし。
…今日はうちのクラスだけ早く上がってるから、多分久遠くんにも会えないだろうな。