認めたくないこの気持ち。
しばらく経って落ち着いたあたしは、


「府川、ありがとう。」


と言った。


府川は笑顔で、


「どーいたしまして。」


と言った。


「・・・ねぇ、愛希ちゃん。野乃ちゃんのこと、俺が慰めてあげようか?」


「はぁ?」


「好き♡付き合お~。」


「嫌だわ!」


「そんなこと言わずに~。」


「絶対お断り!」


「ちぇー。」


< 8 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop