暗闇の中に放たれた光~完全版~
 ただ最近、何となく周りと合わせられず、ボーっとしてしまう時がある。

その理由は、一つだけ、俺には周りと大きく異なる部分があるからだ。

そしてそれはなにか。

率直に伝えよう。

「俺は先生が好きだ。」みんなは先生に対しての愚痴を何度もしていた。

何となく俺も参加していたが、今の俺は、そんな話題になると話せなくなる。

そしてそれを聞きながら少し苛立ちを覚える。


待て、ひかないでくれ。

俺が先生を好むのには理由がある。

俺が先生に対して、そのような好意を寄せたのは少し前のことだった。
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