暗闇の中に放たれた光~完全版~
「あのとき僕は

それしか考えられなかったんです。

まあ結局

今も僕は

外からあなたを見守ることしかできないのですが。

先生は二度と洞穴から

出られないと思われます。

僕が気づくのが早ければ光がとおった。

僕からも

何もできない僕からも

謝らせてください。

だからもし

先生が

先生の世から

洞穴を出ることができたら

僕はいつでも

この世から

待ってますから。
< 95 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop