学校一の人気者に告白されました
「ちょっと顔出してくるねぇ」



「俺をひとりにすんのかよ~」



何言ってるんだろう、陽向くんを待ち構えている人はいっぱいいるのに。




「また、後でね」



「わかった」



不服そうだけど仕方ないよね。



朝からほとんど手伝ってないし、一応クラスの様子も見たいんだもん。



自分のクラスに行き、受付に顔を出す。



「森本さんいいところに来た!受付代わって」



「うん」



受付の子は、急遽開催されることになった体育館でのライブを見たいらしく走って行ってしまった。



1時間もすれば戻ってくるかな。



それまでここを担当しよう。



受付なんてガラじゃないけど、人手が足りないのはわかってるしこの際仕方がない。



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