学校一の人気者に告白されました
受付に座っていると、3年生のカップルが歩いてきた。



「個室、空いてるー?」



「はい、もちろんです!」



カーテンで仕切った個室が確か2つあったはずなんだけど…受付票は空欄になっている。



ふたりを通して再び受付にいると、次は他校生のカップルがやってきた。



「ここって、個室あるの?」



「あ、はい。ございます」



「入れる?」



「空いてますのでどうぞ」



2組目を通してホッとしていると、教室の中から揉めているような声が聞こえてきた。



「ざっけんなよ!!」



ガシャーン!というなにかが壊れる音と共に、女の子の叫び声。



廊下を歩いていた生徒たちが一気に立ち止まった。



あたしも慌てて教室の中を覗く。



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