学校一の人気者に告白されました
「ダメだったぁー…」



「ええっ!」



「気になる子がいるから…ごめんって言われた。今日、やっぱり告白するつもりだって…」



「そんなぁ…」



陽向くんに言われたことを思い出す。



けしかけたあたしのせい?



それなのにあたしは…。



「ちょっと落ち込んでて、トイレから出れなかったの。今はもう大丈夫」



「ごめんね、蘭ちゃん…あたしが変なこと言ったから…」



「森本さんのせいじゃないよ?あたしが勝手に告白してフラれただけ。そうだ、陽向くんと待ち合わせしてない?誘って大丈夫だった?」



「うん、今は別行動なの。だから平気」



特に連絡もないし、自由に過ごしてるんだと思う。




「よかった!それなら付き合って?」



「うん。パフォーマンス、あたしも見てみたい」



「部活じゃなくて、有志で学年混合でやるみたい。楽しみだね」



< 144 / 279 >

この作品をシェア

pagetop