学校一の人気者に告白されました
「いや…俺も悪かったんだよな？周りの奴らに後で叱られた」



「え…」



「ごめんな、ユウナとベタベタし過ぎらしい。ホントあいつとはなんもなくて…って、信じてもらえないかもだけど」



「ううん…信じる」



陽向くんが言うなら、そうなんだ。



「ありがとな。あ、それとお前のクラス…先輩とモメたって？」



「どっ、どうしてそれを？」



「千衣探しに行った時にクラスの奴らから聞いた。あの先輩、俺の知り合いだから話つけといた」



「そうなの？怒ってなかった？」



「泣き言言ってた。彼女にフラれたかもって…」



山下さんのことだよね…。



「なんか、悪かった。山下も俺の友達で、千衣のクラス個室あるっつってたし、バンドの打ち合わせするのにすすめたんだ」



「陽向くんの友達なの?」



「そ。だから、山下にも伝えてる。きっと今ごろ仲直りしてる頃じゃね？」



陽向くんが…全部解決してくれたんだ…。



それなのにあたしは。



色々なことをひっかきまわしただけなのかも。




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