学校一の人気者に告白されました
「口にしたら嫌がるだろ?」



「だからって…!」



耳にするなんて!



「お前…首まで真っ赤。このぐらいでそんなになるなんて、かわいいな…」



「このぐらいでって…」



あたしには十分刺激が強い!



キスされた方の耳を片手で押さえていると、強引に剥がされた。



「だから隠すなって言ってんの。千衣は、もっと…全部俺に見せていーんだって」



「やっ…それとこれは違くない?」



「千衣の恥ずかしがる顔、最高…もっといじめたくなる」



「きゃあっ、陽向くん…優しいんだよね?そんないじわる言わないでよ」



「ははっ、泣きそーになってんなよ。冗談だろ」



冗談には聞こえなかった。



「あたしが恥ずかしがるのを楽しむなんて…ひどい」



「だな」



「わかってるなら…」



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