学校一の人気者に告白されました
「お前っ…」



「いつからそんな嘘つくよーになった?友達だよな、俺ら」



制服着てないし、違う学校の友達かな?



「なんなんだよ…」



陽向くんはウンザリした顔で溜息をつく。



「森本さんだよな~、俺さぁ、間中だけどわかる?」



間中…くん?



どこかで聞いたことあるような…けど思い出せない。



誰だっけ。



キョトンとしていると、間中くんの隣で陽向くんが苦笑してる。



「中学の時のお前の印象ないんだって。残念だな」



「えっ、マジ?俺のこと知らない?俺は森本さんのこと覚えてるのに。隣のクラスになったことある」



「隣のクラス?間中くんってー…ああっ」



少し前、陽向くんのスマホに突然連絡してきた人だ。



この男の子なんだ?



顔を見ても、全くピンとこない。



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