学校一の人気者に告白されました
一緒に過ごす時間、これからたっぷりある…かぁ。



そうだね。



焦らず、ゆっくり…あたしたちのペースで一緒に歩いて行きたいな。



「今日はお疲れさん。寝る前にまた連絡するー」



「うん。あたしも」



こんな風に過ごす時がくるなんて。



なんだか信じられないや。



帰ろうとしたら、陽向くんに服を軽く引っ張られた。



「どうしたの?」



「あのさ、千衣が嫌じゃなかったら…やっぱ後で会いに行っていい?」



後で?あたしに?



わぁっ…すごく嬉しい!



「うん、来て来てっ」



「なんか全然話し足りねーの。実は今も帰したくない」



ふわっと抱き寄せられて、あたしの体はすっぽりと陽向くんの胸の中へ。



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