学校一の人気者に告白されました
陽向くんが1階で待っている間に、急いで制服に着替えた。



そういえば寝起きで顔も洗ってないし、髪もボサってるのに…陽向くんなにも言わなかったよね。




こんな姿で顔を合わせて話したのかと思うとすごく恥ずかしい…。




全ての準備を終え陽向くんの前に現れると、陽向くんはリビングでかなり寛いでいる。



足を伸ばしてソファに座り、スマホを弄っていた。



「おっ、もう出れる?」



「うん」



「って飯は?」



「あんまり食欲なくて。学校で何か買って食べるからいいよ」



「そか。休まなくていい?」



「うん、大丈夫だよ」



「どうせ遅刻だ、ゆっくり行こうぜ~」



陽向くんといると、遅刻の罪悪感が薄れるのはどうしてかな。



< 256 / 279 >

この作品をシェア

pagetop