学校一の人気者に告白されました

「やっぱタキの勘違いか。俺もそーだと思った。森本さん、頭いいやつが好きそーだもんな」



「どーいう意味だよ」



タキくん、ふくれっ面になってる。



「勘違いでも押し切ればよかったのに。森本さん押しに弱いわー、さっきだって困った顔してるのに文化祭のカフェのピアノ伴奏断らないし」



ええっ！



わかってるのにゴリ押しするなんてひどい。



リーダー格の男の子がタキくんにどんなフリをするのか想像もつかなくて、ちょっと怖い。



「やっぱ、話合わないかなって。ビジュアル系バンドの追っかけやってるんだろ？そーいうの、ちょっとなぁ」



うわぁ…陽向くんが言ったこと鵜呑みにしてるんだ。