学校一の人気者に告白されました
とりあえず、謝っておこう!



「ごっ…ごめんなさい」



「2回も!ひでぇ」



周りは大ウケ、あたしはもうパニック。



こういう時、どうすればいいの?



「みんな笑うなよー、森本さん多分必死。そんなところもかわいいな」



「タキ、開き直ってる」



「ハハ。とりあえずさ、こんな森本さんだからピアノカフェはやめよう。かわいそうじゃん」



え…タキくんが言ってくれるなんて思わなかった。



周りもタキくんの言葉になんとか頷いている。



よかった…。



ホッとしているとチャイムが鳴った。



タキくんが目を細めて笑っている。



「ありがとう」



「俺こそ巻き込んでごめんな」



「そんなこと…」



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