学校一の人気者に告白されました

「そんな落ち込まないで？これまでだって、みんなで一緒に帰ったり頑張ったつもり。それでもダメだったもん」



「ううん、蘭ちゃんまともにタキくんと話してないよね？恥ずかしいって言ってあたしに色々質問させたよね」



「あははーっ、そうだったね」



もうっ、自覚あるんだから。



蘭ちゃんはケラケラと笑っている。



「知ってた？あたしがタキくんを好きなんじゃないかって噂が流れてたみたい」



「えー、そうなの？ごめんねぇ、迷惑かけちゃったね」



「そうじゃないの！それで、ちょっとタキくんも勘違いっていうか…」



「え？」



しまった、そんなこと言っても仕方がないよね。



「タキくんが文化祭で告白する前に…蘭ちゃんから告白してみたら？」



「えええええっ！やだぁ、できないっ。うそーっ、あたしが？ええっ、無理でしょ」



顔を真っ赤にして興奮してるけど、その慌てっぷりがなんだかかわいらしい。