学校一の人気者に告白されました
「すっ、すっ、す…好きな人、いないのにっ?」



めちゃくちゃ動揺してるっ。



これではバレバレ。



「あらー怪しいわ。いないなら、どうしてそんなに焦ってるの?」



「いやっ…いないからこそ…」



「いるよね?気になってる人ぐらい!いいなって思うことあるよね?」



「あああ…」



「いるんだ?その反応だと…」



「陽向」



っ!?



突然後ろから男の子の声がする。



振り向けば、ちょうど後ろに陽向くんとその友達が歩いていた。



なんだろう、このタイミングの悪さ。



しっ…心臓に悪いよ…。



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