学校一の人気者に告白されました
「少なくとも…嫌な気持ちはしないと思うの」



「そんなの夢見てるだけ。実際に興味ないやつから言われたら引くだろ」



「…………」



そうなのかな…だんだん自信がなくなってきた。



「ほらな」



「陽向くんは…そうなの?」



「ん、俺?」



もしあたしが告白したら…迷惑って思うのかな。



ドキドキする…今この時が、告白の返事を待っているみたいな気持ちになる。



少しでも、可能性があるなら。



蘭ちゃんの持ちかけてきた話にのってみるのもいいかなと思えてきた。



「俺は…嬉しいな!そうだな、モテるってやっぱ気分いーな」



なっ…そうなんだ。



それはそれで複雑。



けど…嬉しいんだ。



少しはあたしにも、望みはあるかな?



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