学校一の人気者に告白されました
「モテまくってるくせに」



「え?全然」



「もー。あと何人に好きって言われれば満足するの?」



「へへっ」



笑い事じゃないよ。



そうこうするうちに家に辿り着く。



「じゃーな」



あたしの家の1つ先が陽向くんちだ。



前はこのままうちに寄ってくことも日常茶飯事だった。



それも今では…。



なんだかもっと陽向くんと話したい。



このまま、また次いつ話せるのかわからないなんて嫌かも。



「今日…うちに来ない?」



「…え」



し、しまった。



いくらなんでも唐突すぎるよね!



「あっ…あのっ、ご近所さんからお土産にもらったお菓子がいっぱいあるの。食べきれないから、陽向くんもどーかなーって」



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