学校一の人気者に告白されました
返事の代わり?



自分から陽向くんの手を握った。



あ…握り返された。



もうこれだけで理性崩壊。



「ふふっ…」



「…ん?」



陽向くんも驚いたようにあたしを見ている。




「ううん、なんでもない」



やだー、ニヤニヤが止まらないよ。



「なんでそんなにやけてんだよ、もっかいしよーか?」



わあっ。



「ややっ、いいの!あれでもう十分」



「十分って!これからまだまだするけど」



「ええっ?」



「ぷっ…面白い」



からかわれてるー!



たまらないといった風に陽向くんがお腹を抱えて笑っている。



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