学校一の人気者に告白されました
「俺は、ずっと千衣のこと考えてた」



うそっ…そうなの?



見上げると、優しく微笑む陽向くんの顔が目に飛び込んでくる。



「ただ、チャラいの?」



しまった…つい、言っちゃいけないことを言ってしまった。



付き合ってるんだよね。



「チャラい…そう思う?」



少し寂しそうな顔の陽向くん。



「う…ううん。あたしのことだけ考えてて」



はっ…恥ずかしい。



あたし、なに言ってるんだろう。



「言われなくても。信じないかもだけどー…俺、千衣のことずっと好きだったよ」



「…ええっ」



「素直になれなくて、拒否られるのも怖くて。ずっと言えなかった!」



照れ笑いしながら、軽く空を見上げる陽向くん。



一瞬、何を言われたのか理解できなくなる。



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