魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
「さあ?なんでだろーね」

冷静を装う

ま、これでも演技は好きだし?(←あれ?そうだったっけ?初めて知ったよ byかのあん)

うるさいなぁ、もう・・・・・・

そのままぷかぷかと浮きながらおしゃべりすること十数分

結菜が遠泳をしたいということで浮き輪はおしまい

そして、泳ぐことになった

「それえっ」

「ふえっ!やったな〜」

「きゃっ!もう、やったわね!」

「ていやー!」

上から、杏奈、春香、聖理奈、そして弥生ちゃんね。皆で波打ち際で水かけあってる

でもって、残りの3人は泳ぎマース

スイスイと、機械のように泳いでいく結菜。無駄な水しぶきが上がってない

綺麗なフォームですねー

美里はというと・・・・・・

「・・・・・・おーい」

「ん?なに?」

「泳げねぇんだけど・・・・・・」

膨らませた浮き輪を片手に、波打ち際の水をすくったり落としたりしていた

もはや、何故浮き輪を膨らませたのかわからない状況

でも、泳げないってこの前言ってたっけ?

泳げるっていう意味の言葉を言ってたよーな気がするよ?

「あ、あれは・・・・・・そのー・・・・・・」

あー、はいはい

「強がり?」

「・・・・・・」

沈黙ですか。肯定ってこと?

いやしかし、これはチャンスだ

日頃、かなーり美里からいじられて(?)るからね

今日だけでも、あたしが上に立って・・・・・・!(←おいおい・・・・・・)
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