魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
うそぉっ!

まあ、優しそうな先輩だし、ぱっと見魔力も多いなーとは思ってたけど

まさか、特別系だったとは

「話を元に戻すね。で、何科?」

「い、いや。全部使えるんで・・・・・・」

「そうだよねー。うーん・・・・・・」

椅子に座って唸る先生

あ、もう椅子に座ってるから。先生は

「得意なのは?」

「ええと・・・・・・治癒、です」

これ、魔力のコントロールがしやすいんだー。

だって、攻撃とかだったらヤバイじゃん?色々と

「じゃ、潜在能力系で!」

「あ、はい」

ま、そうなるよね。

自然系じゃないし。

「自然系は、火や水、それに風や氷といった自然のものを出現させることが出来るの」

「なるほど」

「神崎さん、潜在能力系列の特別系になる?」

「はいぃぃいい???」

「魔力は見たところ多そうだし!」

「あ、いや。それ以外はコントロールがちょっと・・・・・・」

事実だし!

本当に無理なんだよね!

「そっかそっか。残念だなぁ」

寧ろ、これが正しい判断だと思うんだけど・・・・・・というツッコミを心の中で

「寮には同室の子に案内してもらうから!さ、教室に行こいこ」

「ふえっ?」

「れっつごー!」

先生は立ち上がり

あたしは引っ張られるがままに連行された
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