魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
「ま、まあ。これで全員集合だな」

「そうね。ひとまず座って会議よ」

「はーい」

「ああ」

「あーあ・・・・・・めんどい」

「まあまあ」

「悠、彩音に自己紹介したの?」

「してねぇよ・・・・・・俺は大園悠。予知」

「予知・・・・・・」

「ああ。よろしく」

「あ、うん」

予知、かあ

あたしが一番苦手なやつじゃん!


「あのソファに座ってね。男女別で」

紅梨先輩は、ドアから離れた位置にある長ソファを指さした

机を挟んで向かい合わせになっているソファは、ここにいる生徒が全員座っても余裕そうなほど長い。一つで

うわあ、設備揃いすぎ・・・・・・

と思いつつ、あたしは聖理奈の横に座った。あたしのもう片方の隣には美里がいる

「まず、学園の特別系はこれで全員ね」

「そうだ。まず、順に魔法属性だけ確認しておこう」

「そ、そうですね」

「あと、学年もな」

順に紅梨先輩、結斗先輩、紗奈先輩、陸先輩の順に喋っております

なんとなーく、喋り方でわかるかな?

「高等部からいくよ。まず、俺は東陸。高等部二年だ。属性は音色」

「俺は有村結斗。高等部一年。属性は動物会話」

「じゃあ、次はあたしね。中等部三年、園田紅梨よ。属性は結界」

「はいはーい!次は僕ね!僕は戸山和也、中等部一年だよ。人動物に隔てなく効くフェロモンね!」

「え、えと。あたしは小山紗奈・・・・・・です。中等部三年で、治癒属性・・・・・・です」

「じゃあ、あたしから行くぞ。初等部五年、山崎美里。属性は雷」

「大園悠。初等部五年で属性は予知」

「あたしは木谷聖理奈。初等部五年で属性は読心術よ」
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