魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
「説明は高等部と中等部がするわよ。後輩ちゃんたちに丸投げするような先輩じゃないわよ?まさか、思ってたのかしら?」

にこおっと、美里&悠に笑いかける。

ヤバイ

悪魔の顔にしか見えない

「それとも、仲良く兄妹(姉弟)喧嘩かしら?」

「「仲良くねーし、兄妹(姉弟)じゃありません」」

シンクロ。綺麗な

「ふふ・・・・・・それじゃあ、説明しますね。まず、悠くんが事前に占って大方の敵の様子を探るんです」

今まで薄く笑いながら様子を見ていた紗奈先輩が説明を始める

その様子を見て、紅梨先輩も溜息をつきながら説明に加わった

「そして、敵に遭遇したら、まず音色の陸先輩が操りの声をかけるの」

「これで、まあ大体の奴らは言った通りに動いてくれるんだよ」

「でね、一部の奴は動いてくれないからフェロモンの僕が操りをかけるの!」

和也先輩、めっちゃ元気だね!

しかも、無邪気な笑顔で!

「それでも無理だったら──ちょっとこれが難しいのよね」

「そうですね・・・・・・効かなかったら結斗先輩が会話してくれるんですが・・・・・・」

「動物じゃなかったら意味無いのよ」

聖理奈・・・・・・

初等部は説明に入らないのでは?ま、いいけど

入ってくれた方が、こちらとしては有難い

人数が多い方がわかりやすいし

「まあ、初っ端から動物なら俺がいくけどな」

「そう、ですね。臨機応変です・・・・・・」

「コホン・・・・・・まあ、それでも無理なら一気に雷を落とすしかないの。だから、被害が来ないようにあたしが防御をしておくのよ」

「で、万が一の時、治癒してもらうために二人がいるの」

「因みに、あたしは常に敵の心の中を読むのよ」

「へぇ・・・・・・わかりました」

まあ、実戦した方が早そう
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