魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
わらわらと集まってくる

ふーん

何もすることないじゃん、治癒属性!





















「んー。学校に戻るか」

「えっ、もう?」

「え?今から授業じゃない」

「そっかぁ」

授業かぁ。嫌だなぁ・・・・・・あれ?そーいえば

「どうやって帰るの?」

テレポーターで来たから・・・・・・帰る術なくない?

「ああ、それについては問題なしってところだな」

「???」

一体どういうことだろ?

「ふふーん・・・・・・実はね」

得意そうに、和也先輩は言う

ま、まさか・・・・・・

「僕のフェロモンと治癒属性の人と協力して帰るんだよ!」

やっぱりか・・・・・・

即ち、和也先輩が言いたいのはこういうこと

・倒した(?)悪魔の傷を癒す(紗奈先輩とあたしとで)

・フェロモンを厳重にかけ直す(和也先輩。もしくは陸先輩)

・この森にあるテレポーターまで連れてってもらう

みたいな?

「ここのテレポーターって、日によって場所が変わるのよねぇ」

「それを知っているのが、ここに出現する悪魔だけなんです」

「へぇー」

これは知らなかったなぁ。

初耳ってやつですね!

「それじゃ、やろうか」

「あ、はい。そうですね」

「ええー・・・・・・」

マジでやるんだ・・・・・・なかなか斬新な提案ですな

紗奈先輩とあたしは、悪魔の方に近寄る

うわぁ、ちょっと焦げてる。ぷしゅーって効果音がついてもおかしくないかも
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